【主な担当科目】
写真表現研究Ⅱ ゼミナール
教育方針と内容
【写真表現研究Ⅱ(新聞写真)】
「新聞」の記事に触れ、掲載されている「写真」の意味や重要性を考え、問題意識を醸成する。新聞や雑誌に掲載されることで写真は「報道写真」と意義付けられてきたが、ウェブメディアやソーシャルネットワークの台頭で、誰もが写真を撮り、発表、表現できる時代となった。また新聞そのものがデジタルの波に飲み込まれ、存在そのものが岐路に立たされている。これまでの報道写真の成り立ち(歴史)を振り返り、現在、報道写真が抱える問題などを提起、フォトジャーナリストに必要な素養とは何かを考えて行く。
【ゼミナール】
授業は講師の30年を超える報道の現場経験を元に授業を進める。新聞などに掲載される報道写真について考え、問題意識を持ち、フォトジャーナリストとしての素養を見出す。カメラのデジタル化やスマホの普及で撮影は容易になり、ソーシャルネットワークの発達もあって、誰もがいつでも写真を発表、表現できるようになった。このような時代に、常にニュースに敏感になり、社会問題を意識し、写真でどのように切り取るか考える。卒業制作も個々の意見を取り入れながらテーマアップし、事前調査の方法、撮影のアプローチまで支援する。将来メディアを志望するゼミ生を受け入れたい。